留学体験記

留学レポート - Ⅱ

【留学期間】2018年4月~2019年2月
【留学先】EFサンタバーバラ校(アメリカ合衆国)
【所属】現代教養学科 国際専攻

1.この1年間で学んだこと
母国を離れ新しい文化に触れた一年間は、私にとって最も充実した一年の一つだったと自信を持って言うことが出来ます。日本での英語学習はもちろん大事ですが、日本の中で実際に英語を聞き、話せる機会は多くなくそれがいつも心残りでした。語学学校だったので学校内にいるネイティブのアメリカ人は先生のみでしたが、レベルごとに分けられたクラスで世界中から集まったクラスメイトと英語を学ぶ環境はとても刺激的で、英語だけでなく日本の中だけでは知ることのできなかった多くの文化を知ることが出来ました。クラス内でも先生がたくさんの文化を知ることが出来るよう授業を工夫してくださっていて、自分の国を紹介したりするプレゼンや、母国に関する質問が多かったです。基本的にプレゼンは多く、パートナーと情報収集やスライド作りを協力して行い一つのプレゼンを作って発表したり、また、もちろん1人で行うこともありました。授業は文法や単語の知識を増やしながら、参加型で進められます。積極的に発言することが前提とされ、成績の大きな部分を占めます。多くの日本人が苦手とする分野であり難しいと感じる方は多いと思いますが、周りの影響も受け慣れていくと思いますし、これも違う環境に足を踏み入れる醍醐味の一つだと思います。

2.出発時の目標や目的を振り返り、達成度を自己評価する
英語力に関してはビジネスで活かせるレベル、生活の面では様々な文化に触れ視野を広げることを目標としていました。英語力の達成度としてはスピーキング、リスニングなどコミュニケーションを取るのに必要な力がかなり伸ばせたかなと思っています。ビジネス英語はまだ不安が残るところがありますが日常会話は問題なく行うことが出来、電話でのやり取りなど音の環境が悪い状況や、相手が見えない状況でも自分で対応することが出来るようになりました。しかしまだまだ不十分なところも多々あるのでこれからも満足することなく向上心を持っていきたいと思います。リーディング、ライティングに関してはスピーキング、リスニングに比べるとそこまで伸びなかったという印象ですが、日本で勉強しても十分伸ばすことができる分野だと思うので全体として満足しています。また、生活面でも多くの友人に恵まれたくさんの文化にも触れることが出来、人生の財産となる一年間だったので目的はかなり達成できたと思います。

3.授業・学校以外の留学生活全般について感じたこと
特に強く感じたのは、日本は先進国とされていますが、世界と比べるとまだ遅れている部分があるというところです。私が考える、“遅れている”というのは技術的な面ではなく、思想や社会の仕組みについてです。トランスジェンダーやフェミニスト、環境問題などについて海外の生徒はよく考え自分の意見を持っていましたし、自分の意見をしっかり発信し相手の意見にも真剣に耳を傾けていました。多くの日本の学生は社会的な問題に対して真剣に向き合うことがあまりないように思いますし、変わりつつありますがまだ“普通”であることが良いとされる思想が根強く残っていると思います。その代償として生きにくさを感じる方や思いを自分の中だけに留めてしまっている方も多くいるのではないでしょうか。社会に目を向け、自分の意見に対し自信を持って発信し、より良いものを追求する力、周りと同じである必要はないという思想は日本人が見習うべきところであると思います。また、私が過ごしたカリフォルニア州はメキシコ、南アメリカが近いことからスペイン語話者の方が多い為、日常的にスペイン語に触れる機会も多く、英語とスペイン語の中で生活していました。バスの行き先なども英語とスペイン語の両方で表示され、私のインターンシップ先では英語を話せないスペイン語圏の方も多く、スペイン語圏の友達に教わった拙いスペイン語と簡単な英語で会話したり、バイリンガルの方を探して通訳をしていただくなど自分なりにコミュニケーションを取れるよう工夫していました。日本語はもちろん英語も伝わらない状況に置かれた時、どう対処して乗り切るか、自分がまたひとつ成長できた部分だと思います。ホームステイも私にとってはかけがえのない経験となりました。ホストファミリー、ルームメイト、ハウスメイトたちと同じ空間を共有した時間は留学生活の中でも特に記憶に残っています。夕食の時間は私たちが一番大切にしていた時間で、ハウスメイト全員が揃ってその日に起こった些細なことからシリアスな環境や政治の問題についてまで共有していました。当たり前な毎日のルーティーンでしたが、今思い返すととても貴重な時間だったと思い知らされます。

4.今後の抱負
私は来年からメーカーに就職することが決まっており、海外展開もしている企業なので今後はそこで今回の留学で培った英語力や異文化理解力を活かしていきたいと思っています。各国の文化を理解することでどの様な角度からアプローチすれば製品を受け入れてもらえるかをよく考え、しっかりとした英語でコミュニケーションを取れる様、努力を続けていきたいと思います。
今回の留学で英語力の向上はもちろんですが、世界中の国から集まった生徒たちと同じ空間で学び合えた経験が一番誇れるものになりました。元々アメリカの大学に留学をする事を考えていましたが最終的に語学学校を選んだ理由のひとつが、実際ビジネスなどで英語を使ってやり取りをする際や海外の方とコミュニケーションをとる際に、相手の方が英語圏の方とは限らないということです。スペイン語訛りの英語かも知れませんし、フランス語訛りの英語かも知れません。今は様々な言語を母国語に持つ方の英語に触れ、発音やアクセントで母国語が何語なのか聞き分けられるようになりました。会話の入り口にもなりますし、将来英語で取引などをする際にも自信を持ってどこの国の方とでもコミュニケーションが取れると思います。
世界に出たら日本人代表という意識を常に持ちつつ、グローバルに活躍していきたいです。また、世界中に友達ができたことでそれまで媒体を通してしか知ることのできなかった国のことも知ることができ、まだ訪れたことのない多くの国にも歓迎してくれる友達がたくさん出来たのでそれらの国に自分の脚で実際に行き、自分の目で見ることも一つの目標として掲げていきたいです。

5.写真について

留学体験記

ビーチ周辺の景色

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