国文学科

日本語とは、日本人とは何か自分自身を見つめ直し
21世紀を見通せる深い教養を培う

目指すもの

目指すもの

国文学科では、「世界のなかの日本」という視点から日本語と日本文学に取り組むことを目指しています。
それは、日本とは何か、日本人とは何か、と深く問う姿勢であり、通りいっぺんの教育ではなく、21世紀の将来を見通した息の長い教養を身につけることにつながると考えています。

アオタンVOICEはこちらから

読むこと・感じることを学ぶ

国文学科では、小説、詩歌、評論から映画、演劇にわたる幅広いジャンルの作品に接することによって、「ことば」に対する感受性と論理性を磨き、読む力を総合的に高めていきます。

表現することを学ぶ

国文学科では、短歌・俳句・詩・童話・小説などの創作指導に力を入れています。自己を表現する能力、自分の考えを的確に表現する力を養います。

考えることを学ぶ

国文学科では、高校までの受け身の勉強から脱し、自分のテーマを見つけて追究することを大きな目標として掲げています。先人の知恵と生き方を学び、知ることは、現代にうずまくさまざまな問題への道しるべとなるでしょう。

生き方について考える

現代は、女性の社会進出がますます進むとともに、働く女性にとっての問題も鋭くつきつけられている時代です。
国文学科の教員は、社会に巣立っていく学生とともに、21世紀をどう生きぬくかについて考えていきます。

授業について

授業について

「四つの系列」
国文学科では「日本語学の分野」、「日本文学の分野」、「創作の分野」、「隣接する分野」の四系列を設け、先に掲げた目標を達成するために年々努力と工夫を重ねています。また、選択科目を多く設けて、学生個人の幅広い興味と関心の喚起をはかり、必修はできるだけ少なくし、各自の自由な学習、研究態度の確立を促したいと考えています。

ゼミ・卒論テーマ例

日本語学の分野  日本語の歴史、古代語の研究、敬語・若者語の研究など。
上代文学の分野  万葉集、古事記、風土記など。
中古文学の分野  源氏物語、枕草子、更級日記、古今集など。
中世文学の分野  能、狂言、平家物語、徒然草など。
近世文学の分野  井原西鶴、近松門左衛門、松尾芭蕉、曲亭馬琴など。
近現代文学の分野  夏目漱石、宮沢賢治、村上春樹、吉本ばなななど。
短歌・俳句の分野  与謝野晶子、寺山修司、俵万智など。
民俗学の分野  昔話、伝説、祭、陰陽道の研究など。

ゼミナール

ゼミナール

卒業論文・卒業制作について
国文学科では、発表や個人面談を通じて卒業論文や卒業制作(小説・短歌)等の指導をしています。これらは、短大の2年間をとじ込んだアルバムです。本当に好きな作品やテーマを自由に選んで、自分で考え、自分で調べ、自分で表現する能力を養います。また、小説や短歌を作っていきます。授業は少人数で、教員と学生のコミュニケーションを中心に進められ、学ぶことの楽しさを実感できる場となるように工夫されています。また、社会に出てから報告書をまとめたり、公の場で自分の意見を発表したりするための準備としても大きな意義を持っています。

四つの系列
どの系列の授業も自由に選べます
目標 講座 講座内容
日本語学の分野 日本語の特質を客観的、科学的に把握する力を養う。また、日本語の変遷について広く学ぶ 日本語を広く学び、言葉に関するさまざまな課題を考える 日本語学 音韻・文字、文法・語彙、また文章・文体などさまざまな角度から日本語に対する理解を深めていくとともに、言語生活・言語と性差の問題・日本語の系統の問題など文化的な課題にも取り組む。
特別演習
日本語学特講など
書き方・話し方などの実際的な能力と原理を身につける 国語表現 言語コミュニケーションの訓練を行い、古典や現代の文章を読んで表現の方法を学ぶ。
実践話術
表現演習「言語表現」
近現代、また古典の文学作品を読むための基礎的な学力を身につける 日本語学 小説や詩を、特に表現という角度から読んだり、古典文学作品をその時代の文法や語法などに注意して正しく理解する。
日本語文法演習
日本文学の分野 日本の古典文学・近代文学・現代文学について、深く鋭い視点から解釈し鑑賞し、批判する力を養う 古典文学・現代文学の作品を深くかつ広く読み、本質的な知識と解釈の力を身につける 古典講読 「万葉集の世界」「源氏物語を読む」「平家物語の人間像」「女性と説話」「谷崎潤一郎・映画・探偵小説」「太宰治と坂口安吾」「近現代の歌人を読む」など幅広いテーマについて学ぶ。
古典演習
近代文学講読
近代文学演習など
文学作品に映し出された時代や歴史の分析を通して、日本及び日本人について考えを深める 日本文学特講 「古典文学史と近代文学史」「源氏物語の新しさ」「東アジアの中の日本文学」「「商品」としての近世文学」「小説から読む日本近代」「村上春樹の世界」など幅広いテーマについて学ぶ。
古典文学史・近代文学史など
演習を通して、図書館の利用の仕方や基本文献の調べ方を学び、自分で問題を追究する力を養う 特別演習など 特別演習などの少人数のゼミにおいて、きめ細かく指導する。紫式部、清少納言、曲亭馬琴、夏目漱石、芥川龍之介、志賀直哉、及び昭和の短編小説、近・現代の歌人などが課題の対象となっている。
映画・演劇を鑑賞したり、文学散歩をしたりして広い意味での文学的経験と教養を身につける 国文学実地研究 映画、演劇、美術、古典芸能などの鑑賞及び文学に関する展示の見学や文学散歩など。
創作の分野 日本語での創作や表現演習などを通して自己表現の方法を培う 短歌、俳句、詩、童話、小説などの創作や表現演習を通して個性豊かな自己表現の方法を培う 創作指導「短歌」 どの講座でも、作品の鑑賞と実作・表現を並行して行いながら、自分の中に潜んでいる感情を表したり、普段何げなく見過ごしている事柄の新しい意味を発見したり、架空の世界を構築したりする表現力を身につけることを目指す。
創作指導「俳句」
創作指導「詩」
創作指導「童話」
創作指導「小説」
表現演習「言語表現」
隣接する分野 映画、メディア論、文化史など、日本語日本文学に隣接する分野を研究し、広い視野を身につける 日本語日本文学に隣り合う分野を学ぶことで、広い視野と歴史的な感受性を身につける 情報処理 「メディアとしてのコンピュータ」「映画と小説」「メディアと文学」「キリスト教と文学」「日本の美術史」「歌舞伎とは」「能・狂言とは」「折口信夫の民俗学」「日本語教授法」「唐詩の世界」など幅広いテーマについて学ぶ。
映像と文学
メディア論・ジャーナリズム論
編集の実際
歌舞伎入門・能狂言入門
日本史・民俗文化演習
日本語教育
美術史・書道
漢文講読など

「国文学実地研究」

個々の文学的教養の幅を広げ、芸術的感受性を深めることを目標とした科目です。従来の教室における授業という型を破ることによって、学生の研究意欲と主体性を引き出すのが目的です。教室から外に出て、映画・演劇・古典芸能・美術などの実物に触れることにより広義の文学について学ぶというものです。少人数のクラス編成なので、教員と密接に連絡を取りつつ、適切な道筋をたどって自分の視野を広げていくことができます。読むこと・感じることを学ぶ国文学科では、小説、詩歌、評論から映画、演劇にわたる幅広いジャンルの作品に接することによって、「ことば」に対する感受性と論理性を磨き、読む力を総合的に高めていきます。

知っています!?「青山短歌大学」

こういう大学があるわけではありませんが、「青短」には短歌を作る授業を通して、その楽しみを覚えた学生たちが集まる歌会があります。高野公彦先生の研究室に週1回集まり、お互いに何首ずつか作って批評し合います。まさに「短歌大学」です。毎年数人の仲間が歌壇賞(30首詠)に応募し、見事に雑誌『歌壇』(本阿弥書店刊)に掲載されることもあります。和気あいあいと楽しいなかにも、自分の歌には一瞬の緊張感が漂う会です。入学したらぜひ一度は顔を見せてください。

O.Y.さんの作品から

さようならサヨナラ サヨナラサヨウナラ 言うから消えて君とかぜんぶ

F.U.さんの作品から

色赤き夕日さしこむ 教室に開けっぱなしの グランドピアノ

A.N.さんの作品から

命日の花買う六月一九日 茎持つわが手に 冷たさ染み入る

アオタンVOICE!
アオタンVOICE1

卒論でゼミの集大成を書きたい

国文学科2年

短大で古典を勉強してはじめて、源氏物語のおもしろさを知りました。ゼミでは、疑問や問題点を自分で見つけて、深く調べていく作業が大切です。また、源氏物語に登場する人物の苦悩は、現代に生きる私たちにも通じるものがあるので、ゼミでは、私たちがどう生きるのか、というテーマについても話し合います。今、卒論を執筆中ですが、ときに自分の理論を構築する難しさに悩むこともあります。そういうときは先生の適切な指導を受け、自分の理論の方向性を定めています。