教養学科

バランスある知識を培い
建設的な思考を身につける

目指すもの

目指すもの

幅広く学ぶことを通して、広い視野と優れた判断力を育成することが、教養学科の目標です。単なる物知りや、飾りとしての「教養」ではなく、21世紀に生きる地球人として、生きがいを感じつつ生き、批判的かつ建設的にものを考え、有能な人となって働くための基礎、それがこれからの「教養」です。本学科では、日本史、西洋史、教育学、生態学のような個別専門科目だけではなく、社会思想史、比較文化論、国際関係論、科学文化史のような複数の専門にわたる科目も設けています。そして演習は、自分の関心ある事柄を深く探究する機会となるでしょう。

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バランス良く偏らずに

多くの講義が開講されています。3つの分野について、それぞれ2科目以上選択することになっています。

発見し、調査・研究し、考える

そのために、教養学科では、2年間にわたり、10人前後のグループでのゼミナール(演習)が用意されています。

外国語やコンピュータの知識も

英語を母国語とする、さまざまな国の先生による英語演習が、1年次、2年次ともに必修になっています。さらに英語以外の外国語では、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語、中国語、韓国語の演習が開講されています。情報処理については全員が必修で学びます。

授業について

授業について

3つの分野
本学科では、幅広く教養を身につけることができるよう、必修科目を少なくし、それぞれの興味に合わせて科目を選択できるようにしています。科目群は「思想と文化」「社会と人間形成」「科学と生活環境」の3つの分野で構成され、どの分野にも多彩な科目を用意しています。

ゼミナール

演習について

3つの分野

思想と文化

歴史、思想、文化の多様性を学ぶことにより、自分の存在や、抱えている問題を大きな枠組みでとらえることができるようにする。この中から2科目以上選択して選ぶ。

日本史 近現代の歴史の動向を世界的な視野から通観する。また、女性や子どもをめぐる社会的変容の過程として捉えながら、身近な人々の歩みとして歴史への理解を深める。
西洋史 歴史学的なものの考え方を養う。高校までの世界史とは異なったタイプの歴史学を紹介する。
英国史 英国の歴史を通史的に講義する。政治史を中心に、社会・経済史、文化史も取り込み、多角的に学ぶ。
日本文化史 美術作品を通して、日本文化に対する理解と親しみを深める。関連する文学、宗教、芸能などへの考察をする。
東洋文化史 中国の陶磁器、古代中国世界の形成、遊牧民の文化、老荘の思想、科挙制度などを中心に学ぶ。
西洋文化史 ヨーロッパ文化の源流、「ギリシャ古典」が古代ローマに継承され、さらに、近現代の文学・文化にまで影響していることを学ぶ。
美術史 ルネサンス以降の西洋美術の変遷をたどり、各時代の美術の特徴や作品が生み出された社会的背景について学ぶ。スライドやビデオを用いて具体的な作品を見ながら進める。
社会思想史 20世紀の人類史的問題─大量虐殺、フェミニズム、南北問題など─をキリスト教の立場から学ぶ。
現代社会と倫理 どのような生き方がよいのか、なぜそのように生きるのがよいのか、という問いを現代の倫理的問題から考える。
比較文化論 特定のテーマを定めて、自然と文化の関連、比較宗教、比較思想、比較文学を学ぶ。
異文化間コミュニケーション 日本人とアメリカ人が英語でコミュニケーションを行う場合の諸問題及びその解決方法等を理解する。
アメリカの文化と社会 アメリカ合衆国の諸問題(政治、経済、外交、人種関係、西部開拓、その他)を歴史的に概観する。
文化人類学 身の回りにあるモノやコトを取り上げて、「文化」「人間」とは何かについて新しい視角を身につける。

社会と人間形成

現代社会を総合的見地から考察して、人間の社会的役割や人間形成の問題を考える。この中から2科目以上選択して学ぶ。

現代社会と法律 日常生活に関わる法、女性の一生に関わる法、インターネットに関する法など、現代社会の具体的法的問題を学ぶ。法学の基本的な考え方や、外国との比較にも触れる。
現代社会と経済 私たちを取り巻く現代社会の構造とその歴史的形成について、主として経済的な観点から考察する。
現代社会と政治 「政治」という切り口を中心に、さまざまな専門領域を横断する知識と方法を紹介しながら、現代社会がかかえる問題を多角的かつ総合的に考えていく。
国際関係論 国際関係の歴史や現状、分析道具としての国際関係論に関する基礎知識を学ぶ。さまざまなメディアを利用して、国際関係に関する文章を理解する力、自分の考えを表現する力、リテラシーを身につける。
教育学 日常的に経験される教育を歴史的・比較教育的視点からとらえる。人間と教育、子どもと教育、社会と教育を考える。
社会心理学 人は他者をどのように理解し、自分をどのように理解しているのだろうか。また、人が他者に好意をもったり、同調したり、互いに助け合ったりするのはなぜなのだろうか。このような人間の行動を社会心理学の視点から理解する。
教育心理学 動機づけ、個人差の測定、知能、性格、学力及び評価等の事柄を取り上げ、教育の場で必要とされる心理学の知識及びヒトへの理解を深める。
臨床心理学 臨床心理学の基本的な考え方を学習する。人を理解すること、人と関わること、援助することについて理解を深め、どのように理論を日常生活の場で実践し得るかを考えていく。
発達心理学 ヒトの青年期以降のライフステージにおける発達及び課題について、社会・文化的要因も取り上げ考える。
社会学 個人と社会、階級と階層、家族、流言と流行、大衆社会と情報社会などをテーマに現代社会のしくみについて学ぶ。
マス・コミュニケーション メディア産業の特徴と現状について解説する。さまざまな事例を通してメディアとは何か、クリティカルな視点から見直す。
簿記原理 商業簿記3級程度の基本的な簿記の構造と基礎的な会計理論について講義する。
商品学・流通論 消費者ニーズに合った商品の開発プロセス、製造物責任のあり方、流通機能のあり方などを講義する。

科学と生活環境

科学技術を歴史や社会の中で理解し、人間と環境の総合的関係を探る。この中から2科目以上選択して学ぶ。

科学文化史 中国の伝統文化の自然観や身体観を知ることにより、中国文化の理解を深めるとともに現代科学の歴史性に対し関心をもつことを目指す。
現代科学 現代の科学技術と私たちの生活・社会、医療、産業、ITなど、具体的、多角的に科学技術を考え、それぞれの問題点、あり方について探求する。
生態学 生態系と人間の暮らし。多様な生活をしている人々の暮らしを通して、人間の生態学的理解を深める。
環境科学 環境問題を科学的に理解する。現在起きている環境破壊、汚染、気候変動などの実態を知り、人と自然の調和を考える。
人文地理学 人文地理学の基礎と応用。日常生活と密接に関係した問題から世界情勢に関わるものまでテーマを区分して説明する。
環境計画論 住まい・まちづくりを通して環境を考える。誰もが自分らしく生きられる環境づくりは、市民一人ひとりが主体的に関わることから始まる。身近な環境づくりを、現実のまちや活動事例から学び、考える。
環境デザイン論 都市・住環境に関する基本的知識を幅広く学ぶ。都市・建築の様相と人々の生活の関係について、家族・夫婦・親子・老人・女性などさまざまな立場による価値観の違い、社会制度や経済活動との関係など、広い角度から検討する。
統計学 自然科学・社会科学において欠くことのできない統計的情報を正しく理解するために、統計学の初歩的な基礎から応用までを学ぶ。
情報科学 情報とはなにか。情報技術の人間・文化への影響、情報技術の経済学、情報技術と文化など、情報通信技術のメリットとデメリットについて学ぶ。
人間工学 椅子、靴、電気製品など、ユーザーにとって使い勝手の良いモノとはどんなものか。そのような人とモノの適合性を研究する人間工学の基本的な考え方、見方、取り組み方を理解する。

「ゼミナール」でどんな本を読むか

●日本史
『近代日本思想案内』(鹿野政直、岩波文庫別冊14)
●西洋史
『歴史学入門』(福井憲彦、岩波書店)
●芸術文化
『絵画の見方』(S.ウッドフォード、ミュージアム図書)
●比較文化論
『江戸参府旅行日記』(ケンペル、平凡社東洋文庫)
●文化人類学
『装いの人類学』(鈴木清史・山本誠、人文書院)
●社会思想史
『豊かさの条件』(暉峻淑子、岩波新書)
●法律学
『地球環境報告Ⅱ』(石弘之、岩波新書)
●経済学
『世界経済入門』(西川潤、岩波新書)
●教育学
『教育とは何か』(大田尭、岩波新書)
●心理学
『人づきあいの技術—社会的スキルの心理学—』(相川充、サイエンス社)
●社会学
『パニック人間学』(高橋郁男、朝日新聞社)
●国際関係論
『国際紛争ー理論と歴史』(ジョセフ・ナイ、有斐閣)
●科学文化史
『生命倫理学入門「第二版」』(今井道夫、産業図書)
●人文地理学
『カナダ・北極』(世界の地理3.朝倉書店)
●環境デザイン論
『住居学』(吉阪隆正、相模書房)
●情報科学
『全国アホ・バカ分布考ーはるかなる言葉の旅路』(松本修、新潮文庫)
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ゼミは学問を実生活に生かすステップ

教養学科卒業

経済学のゼミというと、堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、実際はとても明るく楽しい雰囲気です。経済は生活に深く関わる学問なので、勉強が身近に感じられます。講義では大きな経済の流れや歴史を知り、ゼミで身の回りの経済について学んでいます。教養学科には、幅広いテーマを持った学生が集まっているので、ゼミでも活発な意見が交わされます。ときには、自分とは全く反対の意見が出されることもありますが、それがとてもよい刺激となり、考えが深まるチャンスだと思います。