子ども学科

子ども学科

子どものまなざし、子どもへのまなざしを通して、人間と社会を深く学ぶ

子ども学科主任 杉田穏子
子ども学科主任
久保 制一
Seiichi Kubo

子ども学科主任の言葉

子ども学科は2006年に3年制の短期大学として出発をして11年目を迎えました。1962年に創設の児童教育学科の伝統を継承しつつ、一貫して「子どもへのまなざしを通して人間を深く学ぶ」という精神は貫かれています。すでに保育現場では多くの卒業生が責任ある立場で多彩に活躍しております。2014年度からは認定専攻科 子ども学専攻(1年制)をスタートさせました。本科卒業時には、保育士資格.幼稚園教諭2種免許状の取得となりますが、さらに子ども学専攻に進学し、一定の履修条件を満たせば修了時には、4年制大学卒と同等の学士(教育学)および幼稚園教諭1種免許状の取得が可能となります。しかし本学は、保育者の資格や免許の取得を主目的としているのではありません。多くの選択肢のある科目群、少人数制のゼミ、フィールドワークを重視した学びの中で、違った方向性への模索も応援しています。土日を中心に開催されるオープンキャンパスでは、在学生のコンシェルジュや教員から入試や授業内容について直接聞くことができます。卒業生も参加しますので保育現場の実際も知ることができます。また祝日などに開催されるウィークディ・キャンパス・ビジットでは、在学生と一緒に普段の授業を体験することもできます。まずは一度青短キャンパスへ来てみてください。お待ちしています。

子ども学科の特色

子ども学科は、人間の原点としての子どもを学びの座標軸の中心に据えて、3年間の有機的に構築されたカリキュラムにより、人間とは?社会とは?の問いにゆっくりじっくり考え、学んでいこうとする学科です。子どもは人間の原点。子どもを真摯に考えることは、人間を真摯に考えることであり、また未来を内包する子どもを考えることは、人間社会の未来を考えることでもあります。
“子ども”を通して“人間”を探求する
私たちは子どもに人間の原点を見出そうとしています。すべてが始まるとともに、ことあるごとに立ちかえってゆくべきところ。子どもに軸足をおいて人間と社会を探求するということは、単に子どものまなざしを捉えることにとどまりません。誰もが子ども時代を過ごし、それを抱えながら“いま”を生きています。子どものまなざしに大人のまなざしを重ねることによって、私たちが生きる世界は見えてくるのだと考えています。
しなやかに生き新しい文化を創造する
激しく変動する社会のなかで、時代の要請に応えつつも、ものごとの本質をしっかりと見極め、一人の人として確実に歩んでいけるようにと願っています。そのためには世界を多角的な視点で捉えられるような豊かな感性を養い、自ら考えることが必要です。感じ、考えたことを、すでに与えられたものではなく、自らのことばで表現し、そこから現在を生き、未来へとつながる生活と文化を創り出していくのです。既存の枠組みに合わせるのではなく、子どもにかかわる新しい世界を切り拓いていく、そんな人になってほしいのです。
愛と信頼をもって他者とともに生きる
生活や文化をより豊かにしようとする実践は、一人ではできません。信頼と愛をもって他者とかかわり、協働する営みを通してはじめて可能になるのです。すべての人と社会に貢献し、覚醒した大人の女性として積極的に責任を果たす、のびやかな人間性と自分の持ち味を活かして他者と関係を結び、相手の育つ力を支え、自らも成熟に向かい、ともに育ち合う。そんな実践のたしかな担い手になってほしいと考えています。

子ども学科・学びの概念図

3年間で専門科目と現代教養コア科目、共通教育科目を100単位以上学びます。

子ども学科・学びの概念図

私の3年間

私の3年間

3年間で身についたのは思いを表現する力
積極的に自分の気持ちを伝えたい

子ども学科3年

人間性を育む学びにひかれて
親戚の妹弟の面倒を見ていたことで子どもが好きになり、保育関係の仕事に就きたいと考えていました。青短に入学を決めた理由は、オープンキャンパスで「子どもの本質を見つめるために、まずは人間性を育む」という子ども学科の学びに共感したためです。また、子ども学科では学生が主体となり、「コンシェルジュ」としてオープンキャンパスに参画。今度は私が学科の学びについて受験生に伝えたいと思い、入学後3年間、この活動に参加しました。

気持ちを伝えられる保育士に
子ども学科で学ぶ中で、自分を主張できる友人にたくさん出会いました。「身体表現」では、身体を使って喜びや怒りなどの感情を表現。友人の表情豊かに感情を表している姿に触発され、私ももっと積極的に自分を表現したいと思えるようになりました。将来、保護者や同僚に、子どもや保育環境に関する自分の意見をきちんと伝えられる保育士になるためにも、青短で身につけた自分の気持ちを表現するセンスを活かしたいと思います。

1年次

1年次プログラム
1年次

「ワークショップ・人間と表現」は、オムニバス形式のワークショップ。パントマイムでは、寂しい曲では苦しそうに、ポップな曲では楽しそうに表情や体の動きだけで表現し、言葉以外の表現方法を研究しました。

2年次

2年次プログラム
2年次

「もの」の形を全面的・立体的に洞察しながら、立体の造形表現の可能性を探る「造形表現」。本物の花や魚のスケッチからはじめ、試行錯誤を重ねながら製作。前期に紙と糊で立体の花、後期に木で魚の彫刻を作りました。

3年次

3年次プログラム
3年次

「施設実習」では約2週間、福祉施設に泊まり込み、利用者や施設職員の方と過ごします。入浴のお手伝いや食事の介助を通して、利用者と支援する側が円滑にコミュニケーションを図るには、信頼関係が大事だと学びました。

ゼミナール

ゼミナール

共に学びあった仲間として卒業後も交流できる場

子ども学科 杉田 穏子 教授
ゼミでは、「マイノリティ(少数派)の当事者の視点に近づく」というテーマで、しょうがいのある方との共生について考察し、自分たちの社会を見る視点を豊かにすることを目指しています。それぞれの学生が、自分なりのアプローチで研究に辿りつき、施設で働く方々にインタビューをしたり、さまざまな現場へ足を運ぶなどして、自身の研究に取り組んでいます。ここでの学びから、しょうがいのある子どもたちのことを視野に入れた保育者が育ってほしいと願っています。また、卒業後も、同じ保育に携わる者として、刺激し合いつながっていける場でありたいと考えています。

正解のないテーマに取り組む面白さ

子ども学科3年 Yさん
杉田ゼミでは、「社会福祉」というテーマを軸として、さまざまなことがらについて意見を交わし合います。そのほとんどは、答えの出ない課題で、毎回深く考えさせられます。そうした中から、自分自身と向き合う力が育まれました。

支援のあり方を皆で考える

子ども学科2年 Mさん
少人数で行われるゼミは、先生と学生一緒になって共に学び合える大切な時間です。障がいや福祉について真剣に話し合い、他者の意見を聞く中で、多くの視点を得ることができました。また、自身の考えを伝えることの大切さにも気づかされました。
私の学び
私の学び1

子どもが大好きな先生方のもとで、
学ぶ楽しさがわかってきました

子ども学科1年

私は、子ども学科の自由な雰囲気に惹かれ、ここでなら自分がしたいことを発見し、それを探求していけるのではないかと感じ入学しました。授業を通して人は一人ひとり様々な考え方があることを知り、今当たり前だと感じていることなど、いろいろなことに疑問を持つきっかけを持ちました。自分の考えを否定されることのない授業はとても居心地がよく、たくさんの考えを吸収でき、考えの幅を広げることができます。また、コンシェルジェというオープンキャンパスをサポートする活動では、学科の友達や先輩との交流も深められました。様々な人との出会いを大切にして、自分の考え、学びを豊かにしていきたいです。

私の学び2

本物の授業を通じて養われた広い視野と大きな心

子ども学科2年

オープンキャンパスに訪れた際、人間性を育む教育に力を入れている点に魅力を感じ、青短に入学しました。子ども学科は、本物に触れることを大切にした授業が多く、造形ワークショップでは糸から作ってマフラーを編んだり、器楽の授業ではパイプオルガンを弾く機会も与えられました。特に感銘を受けたのは「子ども家庭福祉論」の授業で学んだストレングスの視点。「人のいいところに着目して引き出そう」という考え方ですが、今までの自分の考え方を変える大きなきっかけになりました。今後は実習などを通じて、将来の方向性を決めていきたいと思います。

私の学び3

新しい物事に出会う楽しさを知った3年間

子ども学科3年

子ども学科は、必修科目だけでなく、少人数制の選択科目が充実し、広く学べることが特徴です。毎回学外からのゲストスピーカーの講義を聞ける「女性・環境・平和」では、さまざまな分野の第一線で活動している方々の話から、普段気づかなかった物の見方に気づき、物事を一歩踏み込んで考えることができるようになりました。また、多くの授業でのディスカッションを通して、意見を交わすことが楽しいと思えるようになったのも学びの成果だと思っています。将来は、保育士としての経験を積んで、乳児院で一緒に生活する大人という立場で力を発揮していきたいと考えています。