子ども学科

子ども学科

子どものまなざし、子どもへのまなざしを通して、人間と社会を深く学ぶ

子ども学科主任 杉田穏子
子ども学科主任
杉田 穏子
Yasuko Sugita

子ども学科主任の言葉

1962年に創立されました児童教育学科を継承し、子ども学科は8年前に3年制の短期大学として出発し、今年度で53年目を迎えます。そこには一貫して「子どもへのまなざしを通して人間を深く学ぶ」という精神が貫かれています。すでに保育現場では多くの卒業生が責任ある立場で多彩に活躍しております。社会からの要請により一層応えるため、今年度より認定専攻科(1年制)の子ども学専攻をスタートさせました。本科卒業時には、保育士資格、幼稚園教諭2種免許状の取得、さらに認定専攻科に進学し、一定の条件を満たせば、修了時には、4大卒と同等の学士(教育学)及び幼稚園教諭1種免許状の取得ができます。しかし本学は、保育者の資格や免許の取得を主目的としているのではありません。多くの選択肢のある科目群、少人数性のゼミ、フィールドワークを重視した学びの中で、違った方向性への模索も応援しています。土日を中心に開催されるオープンキャンパスでは、在学生や教員から入試や授業内容について直接聞くことができます。卒業生も参加しますので保育現場の実際も知ることができます。また平日に開催されるウィークデイ・キャンパスビジットでは、在学生と一緒に普段の授業を体験することもできます。まずは一度青短キャンパスへおいでください。お待ちしています。

子ども学科の特色

子ども学科は、人間の原点としての子どもを学びの座標軸の中心に据えて、3年間の有機的に構築されたカリキュラムにより、人間とは?社会とは?の問いにゆっくりじっくり考え、学んでいこうとする学科です。子どもは人間の原点。子どもを真摯に考えることは、人間を真摯に考えることであり、また未来を内包する子どもを考えることは、人間社会の未来を考えることでもあります。
“子ども”を通して“人間”を探求する
私たちは子どもに人間の原点を見出そうとしています。すべてが始まるとともに、ことあるごとに立ちかえってゆくべきところ。子どもに軸足をおいて人間と社会を探求するということは、単に子どものまなざしを捉えることにとどまりません。誰もが子ども時代を過ごし、それを抱えながら“いま”を生きています。子どものまなざしに大人のまなざしを重ねることによって、私たちが生きる世界は見えてくるのだと考えています。
しなやかに生き新しい文化を創造する
激しく変動する社会のなかで、時代の要請に応えつつも、ものごとの本質をしっかりと見極め、一人の人として確実に歩んでいけるようにと願っています。そのためには世界を多角的な視点で捉えられるような豊かな感性を養い、自ら考えることが必要です。感じ、考えたことを、すでに与えられたものではなく、自らのことばで表現し、そこから現在を生き、未来へとつながる生活と文化を創り出していくのです。既存の枠組みに合わせるのではなく、子どもにかかわる新しい世界を切り拓いていく、そんな人になってほしいのです。
愛と信頼をもって他者とともに生きる
生活や文化をより豊かにしようとする実践は、一人ではできません。信頼と愛をもって他者とかかわり、協働する営みを通してはじめて可能になるのです。すべての人と社会に貢献し、覚醒した大人の女性として積極的に責任を果たす、のびやかな人間性と自分の持ち味を活かして他者と関係を結び、相手の育つ力を支え、自らも成熟に向かい、ともに育ち合う。そんな実践のたしかな担い手になってほしいと考えています。

子ども学科・学びの概念図

3年間で専門科目と現代教養コア科目、共通教育科目を100単位以上学びます。

子ども学科・学びの概念図

私の3年間

私の3年間

子ども学科で3 年間学んだことを活かして福祉の現場で利用者の支援をしていきたい

子ども学科3年

コンシェルジュの活動に参加
女性としてやりがいのある保育系の仕事に就きたいと思い、子ども学科を選びました。青短の子ども学科は保育以外の授業も充実している上、3 年かけてじっくり勉強できることも魅力的です。オープンキャンパスの時期には、子ども学科を紹介するコンシェルジュの活動に参加しました。パンフレットの制作やキャンパスツアーを経て学校の魅力を再発見し、熱心な先生方の指導のもと、自分が恵まれた環境で学べていることを実感しました。

卒業後は福祉の道へ進みます
入学当初は保育士を目指していましたが、3 年次に参加した福祉施設の実習で利用者の方々と共に過ごしたことから、生活支援員として福祉の仕事に携わりたいと思うようになりました。施設を利用する方々が安心して楽しく暮らしていくために、必要なサポートはどのようなことなのか。子ども学科で身につけてきた知識や理念を活かし、これからは現場で経験を積みながら、福祉施設における自分なりの支援を見つけたいと思います。

1年次

1年次

「ワークショップ・人間と表現」 は、全身を使った表現や、さまざまな経験から豊かな感性を育む授業です。多種多様な分野で活躍されている方を講師に招き、演劇やダンス、ブラインド・ウォーク、自然感察などを体験しました。

1年次プログラム

2年次

2年次

「造形表現」の授業では、前期は紙とのりだけで大きな立体の花を、後期には木で魚の彫刻を制作。本物の花や魚を実際に観察し、スケッチをすることから始めます。材料の選択や奥行きをイメージしながら作業を進めました。

2年次プログラム

3年次

3年次

「施設実習」では約2週間、福祉施設で利用者や施設職員とともに過ごしながら、食事の介助や入浴のお手伝いなどをしました。福祉施設の役割やあり方、利用者やご家族への支援について考える機会になると思います。

3年次プログラム

ゼミナール

ゼミナール

個性豊かな学生たちの学びを見守りたい

子ども学科 岸井 慶子教授
ゼミのテーマは「現代の幼児教育・保育の研究」。幼児教育に関連付けながら、興味のある分野に関して研究を進めています。研究テーマは多岐に渡り、各国のサンタクロース像の違いや、「カワイイ」とはどういうことかをテーマに研究する学生もいました。厳しく指導するほど伸びる学生もいれば、優しく励ました方がいい学生もいるので、それぞれの個性に合わせて指導していきます。学生たちが社会に出てからも、しっかりと見守っていきたいと思います。

個性の強い仲間と信頼できる先生

子ども学科3年 Oさん
幼稚園教諭の資格をとるため、余裕を持って学べる3年制の青短を選びました。個性豊かなゼミのメンバーを岸井先生はきちんと理解してくれたので、授業中は自由に発言し、お互いに意見を交換することができました。

子どもたちと一緒に笑い合いたい

子ども学科3年 Sさん
幼稚園教諭である母の姿を見て、自分も同じ仕事をしたいと考え入学しました。ゼミを通じて、保育の方法論だけでなく子どもを見る視点を増やすことを学べたと思います。子どもたちと一緒に笑い合える、元気な先生を目指します。
私の学び
私の学び1

保育士として働いてきた母の母校で
子どもに寄り添える人を目標に

子ども学科1年

子ども学科は、ただ資格を取得するだけでなく、私という人間が育つことのできる場所だと感じ入学しました。入学時には、母と同じ保育士にと考えていましたが、「子ども家庭福祉論」という授業を通して子どもや周りの環境、支援を学び、保育士の仕事の場は保育園だけではなく、幅広い選択肢があることを知りました。今はまず、じっくりと学びに取り組みながら、子どもを取り巻くさまざまな問題に対し、自分で考えることから始めています。また、受験生に子ども学科の魅力を伝える「コンシェルジュ」の活動で親しくなった先輩や先生との交流も大切にしていきたいと思います。

私の学び2

青短で積み上げてきた経験を活かし
豊かな気持ちで子どもたちと関わりたい

子ども学科2年

オープンキャンパスに訪れたときに、先生や先輩の親しみやすい温かな雰囲気に魅かれて入学しました。青短の子ども学科では技術ではなく、自分が豊かになることで生み出せるものは何かという、表現の本質について考えていきます。学びの成果は毎年行われる「子ども学科発表会」で、ミュージカルや楽器演奏などの形で発表。学生が主体となってテーマを決め、会場のディスプレイや衣装の準備を進めていき、多くの方から好評をいただいています。今後は青短で学んできたことを活かしながら、実習で経験を積んで力をつけて、幼稚園教諭の資格取得を目指します。

私の学び3

社会人を経て人生の長い目標に挑戦することに

子ども学科3年

私は社会人として働いてきた中で出会った子どもたちの姿に魅力を感じ、もっとしっかりと子どもたちと向き合いたいと思い、子ども学科で学ぶことを決心しました。さまざまな学びを通して、今まで排他的な自分であったことに気づかされました。ホームレスや母子家庭、障がいなどに対して深く考えるようになり、支援するには何が力になるのか考えを巡らすようになった自分がいます。卒業後は、子どものニーズに応えられる保育士を目指したいと考えていますが、これがゴールではあり ません。さらに力をつけて、児童養護施設に勤めること、里親家庭になれることが目標です。