子ども学科3年生の卒業研究発表「特研発表会」が開かれました

2013年1月31日(木)、子ども学科3年生の3年間の学びの集大成である[子ども学特別研究]の発表会[特研発表会]が、午前中は作品発表会、午後は論文発表会とギャラリー・トークというプログラムで行われました。子ども学科では、1年次からの少人数制のゼミナールが特色であり、2年次以降は、2-3年と連続するかたちで「子ども学特別研究Ⅰ-Ⅳ」を全員が履修します。自らの研究テーマに即した指導教員のゼミグループに属して、研究課題に2年間じっくり取り組み、 その成果を卒業論文または卒業制作に結実させこの日に発表しました。

【作品発表会】

作品発表会は10時よりL402教室で開催されました。プログラムは映像作品(オリジナルのアニメーションや絵本、ストップモーション・ムービーの上映)、音楽作品(身近な物を使用した打楽器演奏、野菜嫌いの子どものためのオリジナルソング、フルートとピアノの演奏とその作曲)、ドレスのファッションショーと、非常に多彩な内容でした。また作品制作者だけでなく、同級生や下級生もサポートスタッフとして一緒に演奏をし、あるいは司会進行や照明・音響機器の操作などを行い、スタッフ全員で素敵な発表会を作り上げていました。当日は1~3年生や教員だけでなく、外部から見に来られた方々もおられましたが、みなさんがその出来栄えに感心していたようです。

【論文発表会】

論文発表会は、13時よりN302をはじめ6教室で、多岐に渡るテーマの研究成果の発表が行われました。発表されたテーマのいくつかを紹介します。
海外の保育制度や多文化保育についての研究、支援を必要とする側、支える側両方の立場から子育て支援のあり方について考えた研究、子どもの遊び場についての研究、病棟保育についての研究、障害をもつ人や高齢者が余暇を楽しむために必要なことについての研究、被災地の人々の暮らしや思いと自分の暮らしとの繋がりに目を向け、これから求められる支援について考えた研究、世界の様々な物語に登場する「授かり子」についての研究、食品添加物や、子どもの食の変化についての研究、夫婦のワークライフバランスや、母親・父親像についてなど子どもをとりまく大人についての研究などなどです。
自身の学びの中で、それぞれがテーマを選び、2年間、資料収集、研究、考察し、3年間の勉学の集大成として、文字数12000字以上を執筆し仕上げました。この「論文発表会」に於いては一人持ち時間10分の発表をしました。数名の発表の後、質疑応答を活発にしました。1年次より少人数のゼミナールがあり基礎論、基礎演習の授業では、文章を書くことの大切さを学び、2年次からは特別研究の担当教員の元で個人、グループで、文献を読む、アンケート、インタビュー他より、それぞれのテーマを導き出し、研究、考察をしてきました。「論文発表会」では、他者の発表を聞く機会が与えられ、他者の研究成果を共有することもできました。一つのことを努力して、学び、成し遂げたことを強く心に残したことと思います。

【ギャラリー・トーク】

ギャラリー・トークも13時より、卒展が開催されているギャラリーで行われました。作者が展示されている自身の卒業制作作品の前で、作品について語りました。また、午前中の「作品発表会」で発表した学生の口頭発表もありました。
軽くて柔らかいバルサ素材の等身大にちかい木彫女性像、重量感のあるしっぽがかわいらしいロッキング木馬、前後にスライドする木の無垢材でできたグライダーチェア、寄せ木でできたコロコロ動くレトロデザインの掃除機遊具、細い足と巨大なボディの玉虫色ゾウムシオブジェ、リスのかたちのローラーもついた大きな木製滑り台、ハンドルを回すと上下しながら回るメリーゴーランド、小さなピアスで彩られた人物レリーフ額縁、すべて羊毛フェルトでできたたくさんの動物がいる動物王国、などなど多彩な素材と表現の可能性を追求した作品のコンセプトと制作のプロセスが語られました。

どの会場も司会やタイムキーパーとして2年生が協力し、質疑応答には3年生や1,2年生が積極的に参加して、充実した研究発表の場になりました。
今年度の卒業研究の論文と卒業制作の概要を記録したレジュメ集「児童教育研究50号」は3月に発行されます。

1年生は、先に行われたゼミ選択ガイダンスと特研発表会の参観から、2年次以降の卒業研究ゼミグループを選択して希望シートを提出します。3年生の学びの集大成への敬意と、1,2年生の「私も先輩のような立派な研究を目指して頑張ろう」,「私もあんな素敵な作品を造りたい」という熱い想いが各会場ともあふれていました。16時半、今年度の特研発表会のすべてのプログラムを無事終えることができました。

作品発表1

作品発表2

作品発表3

作品発表4

作品発表5

作品発表6

作品発表7

作品発表8

作品発表9

論文発表1

論文発表2

論文発表3

ギャラリートーク1

ギャラリートーク2

ギャラリートーク3

ギャラリートーク4

2013.02.25