東日本大震災被災地支援ボランティア「Blue Bird」第8回の活動が行われました

3月8日(日)~12日(木)、本学のハンドベル・クワイアと聖歌隊の学生16名、河見誠副学長はじめ教員5名、他2名が岩手県宮古市において活動を行いました。
震災4ヶ月後の2011年7月から始まり、毎年夏と春の長期休暇期間を利用して継続している活動は今回、8回目となりました。復興が進む宮古市におけるボランティア活動は、この間、変化してきています。2013年5月に開催された「みやこ田老 鎮魂の祈り」でハンドベル・クワイアと聖歌隊が演奏奉仕を行ったことをきっかけに、第5回にはトーンチャイム、その後はハンドベルの演奏奉仕が活動の柱となりました。

今回は3月11日に行われた「宮古市東日本大震災四周年追悼式」でのハンドベル演奏という大きな目標に向けて、16名が2ヶ月間の練習を重ねました。第6回の活動でも宮古市民総合体育館シーアリーナで行われた「宮古市東日本大震災三周年追悼式」にてハンドベルと歌の演奏を行いましたが、今回は津波で被災・休館し、昨年12月に復旧・再オープンした宮古市民文化会館が会場でした。追悼式で遺族代表として追悼のことばを述べたのは大学3年生の女性でしたが、父と祖父を津波に奪われた悲しみを乗り越えて大学に入学し、将来に向かって歩んでいるという彼女のメッセージが、同年代・同性のBlue Birdメンバーの心に大きく響き、そのあとの演奏が一層心のこもったものになりました。
その他に、宮古第一病院、マリンコープDORA(ショッピングセンター)、重茂児童館、市役所ロビー、特別養護老人ホーム3ヶ所(「桜ヶ丘」「サンホーム宮古」「紫桐苑」)でハンドベルの演奏を行いました。児童館では子どもたちとふれ合い、老人ホームでは演奏後に入居者の方々と手を握りあって交流させていただきました。また宮古市復興支援警察官感謝会では、全国から志願して宮古市に特別出向し、1年の任期を終えられた警察官が、ハンドベルの演奏に涙を浮かべる姿もみられました。

Blue Birdの活動では、被災地の現状を知ることが学生たちにとって重要であることから、見学・研修も行われています。今回は復興事業研修として、①宮古市が事業主体として行っている田老地区の宅地、公園・緑地、道路、上下水道の整備事業の見学、②国土交通省による三陸沿岸国道・宮古盛岡横断道路整備事業でのトンネル工事と橋梁工事の見学が行われました。第4回から見学させていただいていた宮古地区災害廃棄物破砕・選別業務の担当者が、田老地区の事業担当に異動されていて、復興事業も4年間で変化していることを実感しました。トンネル工事の現場では、ダイナマイトの爆発音を聞き、その後に火薬の匂いが残る坑内に入るという貴重な経験もさせていただきました。

また、本州最東端に位置する重茂半島の漁業協同組合訪問では、壊滅的な被害を受けながらも震災直後にどこよりも早く漁業再開を果たした際に中心となった組合長からお話を伺い、強い印象を受けました。第1回以来、継続して訪問している赤前仮設住宅で恒例のカレーパーティを行い、4年を経ても仮設住宅での生活を余儀なくされている方々の現実を、再認識する機会になりました。

活動の最後にはお世話になったホームステイのホストファミリーらをお招きしてお別れ会を催し、感謝の気持ちを込めてハンドベルを演奏しました。学生のスピーチでは、一人ひとりが宮古の街や人びととの繋がりを心から感じていること、Blue Birdの活動を通して自分の進路を見出したことなどが述べられました。ホストファミリーの方々からは1泊では短いのでせめて2泊でもと温かいお言葉をいただき、名残を惜しみながら会場を後にし、帰京の途に就きました。

3/9 復興事業研修(田老地区)

3/9 宮古第一病院にて演奏

3/9 マリンコープDORAにてミニコンサート

3/9 宮古市復興支援警察官感謝会にて演奏

3/10 重茂漁業協同組合訪問

3/10 重茂児童館にて演奏

3/10 赤前仮設住宅にてカレーパーティ

3/10 シェアリング

3/11 山本正徳宮古市長を表敬訪問

3/11 宮古市役所にてミニコンサート

3/11 宮古市東日本大震災四周年追悼式にて演奏

3/11 宮古市東日本大震災四周年追悼式にて演奏後に献花

3/12 特別擁護老人ホーム桜ヶ丘にて演奏

3/12 特別擁護老人ホーム紫桐苑にて演奏

3/12 復興事業研修(三陸沿岸道路トンネル工事)

3/12 復興事業研修(三陸沿岸道路橋梁工事)

3/12 特別擁護老人ホーム紫桐苑にて入居者と交流

3/12 浄土ヶ浜にて

3/12 お別れ会にて演奏

3/12 お別れ会にてホストファミリーと

2015.03.16