熊本地震被災地支援ボランティア「Blue Bird」第1回の活動が行われました

9月10日(土)から15日(木)にかけて熊本地震被災地支援ボランティア活動が行われました。東日本大震災の支援組織として本学にはBlue Birdが組織され、活動を続けていますが、今回は熊本地震のために新たなBlue Birdのボランティアチームが結成されました。チーム構成は、短大生11名と短大OGの大学生1名、そして教員2名であり、さらに自由学園男子部中等科・高等科の生徒9名と教員1名も加わって、総勢24名となりました。

10日午後は、熊本に到着後、YMCA阿蘇キャンプ場に移動し、被災地を視察しました。とくに阿蘇大橋の崩落現場、東海大学農学部の被災現場は現在も被害が拡大しており、自然災害の実態に直面することになりました。

翌11日から13日にかけて、主にJA阿蘇の選果場でトマトの選別・出荷作業に従事しました。阿蘇では住宅やインフラなどの復興のために人手をとられ、あるいは経済的理由から農業を安定的に継続できない状態にあります。そこでYMCAからの要請をうけて農作業を手伝うことになりました。地震という災害に遭遇しても生産活動は維持しなければなりません。トマト農家の女性とともに食料生産の最前線にたったわけです。また、子ども学科の学生を中心に、阿蘇市内の保育園業務を補助しました。被災された住民、学生、さらにボランティアスタッフと直接ふれあうことで、被災地の実態を学びました。

13日の午後は、益城町の避難所に指定されている総合体育館を訪問しました。道中は5ヶ月を過ぎた今でも瓦礫が撤去されていない住宅であふれており、簡単には進まない復興の難しさを目にしました。そして何より体育館では避難所の日常にふれることができました。スタッフの方からは地震発生から時系列をおって、避難所設備が整っていった経緯をうかがいましたが、とくに被災直後の恐怖と混乱に立ち向かうためには正しい情報が必要であることを学びました。

14日は熊本城を視察し、地震が文化財におよぼす影響をまのあたりにしました。午後は、避難所になっている御船町スポーツセンターを訪問。そこで「熊本地震・5ヶ月経過のつどい」の設営作業をお手伝いするとともに、お楽しみコーナーを設け、そこで暮らす方々と交流しました。まだまだ仮設住宅が提供されない住民が100名近く住まわれており、その一人ひとりと実際にお話することで、一刻も早い行政の援助や広範なボランティア活動が望まれていることがわかりました。

15日は熊本市内の宿舎を提供していただいた九州ルーテル学院の礼拝や授業に参加し、学生一人ひとりが見聞をひろめることになりました。また、宿舎となった女子寮では、ルーテル学院の学生・生徒とともに語らいもありました。

今回のボランティア活動は、自由学園の生徒たちとだけでなく、現地に集うボランティア支援員や学生たちとの交流もあったという点で、未来をになう若い学生たちにとって良い経験になりました。もちろん現地の方々との交流は忘れられないものとなったはずです。今後、熊本地震やそこで展開するボランティア活動の実態をどうやって伝えてゆくかが参加学生の課題となります。Blue Birdの新たな試みを、ぜひお見守りください。

9/10  阿蘇大橋崩落現場の視察

9 / 10 阿蘇大橋周辺の現状

9/11 水田でヒエの除去作業

9/12 被災した阿蘇神社

9 / 12  熊本YMCA 専門学校の学生と交流

9/13 トマトの選別・出荷作業のお手伝い

9/14 九州ルーテル学院大学学生との交流

9/14 被災者との交流

9/14「熊本地震・5ヵ月経過のつどい」

9 / 14 「熊本地震・5ヵ月経過のつどい」

2016.09.20