「アートでつながる壁画プロジェクト」の仮組立作業を行いました

3月9日〜13日に実施された第14回東日本大震災被災地支援ボランティア活動において、「アートでつながる壁画プロジェクト」の仮組立作業を行いました。

昨年8月から始まった制作ワークショップにおいて、宮古市、室蘭市、熊本市、青山学院の各設置学校の参加者による制作が行われ、壁画Aの264枚、壁画Bの220枚、あわせて484枚の作品パーツが揃いました。全作品は1枚ずつ写真を撮り、それをパソコンの描画ソフトを用いて並べ、4種類ある厚み、描画された色の調子、方向性などのバランスを考慮し、配置を決めました。

仮組立は、幅60〜80cm、長さ280cmの下地パネルに20cm角のパーツを貼る作業ですが、それをボランティアBlue Birdの壁画チームのメンバー10名と、青山学院大学「MF 3.11 東北応援愛好会」の大学生4名が行うため、作業場所として、宮古市田老の「グリーンピア三陸みやこ」の敷地にある共同仮設店舗「たろちゃんハウス」を使わせていただきました。
グリーンピアはグラウンド、テニスコート、体育館、プール等のスポーツ施設を備える、宮古市所有の宿泊施設ですが、震災後、その広い敷地に約400棟の仮設住宅が建設され、田老で被災された方々が生活されていました。現在は仮設住宅に暮らす方は5世帯のみとなり、やはり田老で被災され仮設店舗で営業していた商店も、常設店舗の再建により移転しました。
Blue Birdはグリーンピアを宿泊拠点として、支配人をはじめ従業員の方々の支援を受け、仮設住宅の住民の方々と交流する活動を行ってきました。今回、この空き店舗を使わせていただいたことは、その頃の仮設住宅の状況を知らない学生たちにとっても、被災地における時間の経過を感じる体験になったのではないかと思います。

作業はまず9日夕方に、全パーツの梱包を解き、配置の指示図に従って並べてみました。そこで、並べ方の変更が必要になることが分かり、配置データを修正し、10日朝に一部並べ替えを行いました。配置が決まってからは接着作業に入り、パーツの位置決めのための仮枠を固定して、この日の作業を終えました。
11日は礼拝、追悼式出席のため作業は行わず、その間に十分接着剤を硬化させることができたので、12日はパネルを立てて、背面から補強のビスを打ちました。1枚のパーツにつき2本、全部で1000本近いビスを打つ作業でしたが、10日の作業で電動ドライバーの扱いに慣れた学生もいて、順調に作業が進みました。
最後に完成したパネルを重ねてシートをかぶせ、予定していた仮組立作業を完了しました。6月の設置工事までこの仮設店舗で保管させていただくことになっています。

当初の予定ではフェリーターミナルビルの建設現場見学は9日の昼頃でしたが、午前中の強い雨のため見学が12日午後に延期されました。壁画チームにとっては、仮組立作業を終えたあとに設置される場所を見たことで、実感がわいたのではないかと思います。
6月の設置、完成が楽しみです。

作業場所/共同仮設店舗「たろちゃんハウス」

パーツ止の仮枠がつけられた下地パネル

担当するパネルにパーツを集める

パーツを配置する

配置の確認

接着作業

接着作業

接着作業

ビス打ちの位置決め

ビス打ち

保管する部屋にパネルを運ぶ

パネルを重ねる

梱包作業

作業を完了して記念撮影

2018.03.15