東日本大震災被災地支援ボランティア「Blue Bird」第15回の活動が行われました

8月3日(金)〜8日(水)、15回目となる東日本大震災被災地支援ボランティア活動が岩手県宮古市を中心に行われました。今回は31名もの学生によって「Blue Bird」が結成され、2名の引率教員と、研究の一環で一部に参加した2名の教員とともに、様々な活動に取り組みました。
またオール青山の活動として、青山学院大学のボランティアチーム「MF 3.11 東北応援愛好会」、高等部の生徒と引率教員、初等部生とそのご家族、青山学院大学・短大の職員の方々と一緒になって、「グリーンピア三陸みやこ夏まつり」を開催しました。このプログラムについてはこちらをご覧ください。

3日は盛岡駅でBlue Birdメンバーと教員、初等部生1名とそのお母様、青山学院大学・短大の職員5名が合流し、まず宮古港フェリーターミナルビルを訪れ、青山学院の大学から幼稚園までの262名が参加した「アートでつながる壁画プロジェクト」によって制作された壁画を鑑賞し、ビル建設に携わった岩手県沿岸広域振興局土木部宮古土木センターの担当者の方から建物の説明を受けました。
続いて津波被害が大きかった宮古市田老地区に向かい、二つに分かれて被災地研修「学ぶ防災」を受けました。それぞれ、防潮堤の上で案内の方の体験に基づくお話を聞き、津波によって破壊され震災遺構第一号となった「たろう観光ホテル」で、このホテルの部屋で撮影されたビデオを見せていただきました。
夜は宿泊する「グリーンピア三陸みやこ」にて、大学生、高等部メンバーと合流し、バーベキューで親睦を深めました。山本正德宮古市長、ボランティアコーディネーターを務めてくださっている千葉胤嗣氏も参加してくださり、市長からは活動に対する感謝のお言葉をいただきました。

4日は「グリーンピア三陸みやこ夏まつり」の後、オール青山の参加者全員によるシェアリングを行い、それぞれの活動に対する思いを共有し、Blue Birdはその後、メンバーのみでシェアリングを行いました。3日夕方の田老三王団地、4日午前の鍬ヶ崎、佐原で行った、それぞれのイベントチラシのポスティングを担当したメンバーからは、市民の方々から「ありがとう」「お疲れさま」と声をかけいただいたこと、中にはお茶をご馳走になったお宅で娘さんが津波で行方不明になったことを伺うなど、それぞれ貴重な体験をしたことが語られました。

5日、Blue Birdは第12回「重茂味まつり」のお手伝いと、宮古湾ボート天国のお手伝いに分かれました。重茂味まつりでは漁協のご好意で「本州最東端の定置船クルーズ(重茂半島めぐり)」に乗船させていただき、あいにくの雨の中でしたが、本州最東端に位置する魹ヶ崎灯台を船の上から眺めました。海が荒れ気味で波が高く、船酔いのため休憩を余儀なくされたメンバーもいましたが、大学・短大職員参加者とともに海産物などの販売、食堂の配膳、景品交換などに分かれてお手伝いしました。
リアスハーバー宮古で開催された第27回宮古湾ボート天国・ハーバーまつりは悪天候のため午前中で打ち切られましたが、ヨット体験の受付などのお手伝いを行い、海上保安署の巡視艇に乗船させていただきました。

6日・7日は鍬ヶ崎公民館、三王団地集会所、佐原公営住宅内集会所の3カ所でバザーを行いました。バザーについてはこちらのニュースをご覧ください。

6日、鍬ヶ崎公民館と三王団地集会所ではバザーの他に射的やミニボウリング、輪投げなどのお楽しみコーナーを設け、子どもやお年寄りの参加者に楽しんでいただきました。またウクレレサポート協会のご協力でウクレレ&ギターの演奏があり、Blue Birdは『花は咲く』を歌いました。鍬ヶ崎では宮古市の女性グループによるフラダンスも披露され、学生が作ったカレーを召し上がっていただきました。
7日の佐原公営住宅内集会所でもカレーを作りましたが、5日・6日はBlue Birdメンバーはホームステイだったため、7日の大槌町「ねまれや」の分も含め、前日夜の野菜の下準備はMF 3.11 東北応援愛好会の大学生らによって行われました。Blue Birdの活動は多くの人に支えられていますが、特に今回実施した4回のカレー作りの内、3回分が彼らのサポートなしには成り立たちませんでした。あらためて感謝するとともに、同じ青山学院の中に生まれている連携が、宮古市という遠く離れた地域を介していることに感慨を覚えないではいられません。

7日は佐原と大槌町に分かれて活動しました。大槌町の地域共生ホーム「ねまれや」はNPO法人ワーカーズコープが運営する、デイサービスを受けるお年寄りと「こどもデイサービス」を利用する子どもたちが一緒に過ごす施設です。事前打ち合わせで提案を受けて準備したスイカ割りは、天候のため実施が危ぶまれましたが、小雨の中にも関わらず、とても盛り上がりました。
佐原と大槌、それぞれの活動のあと、崎山貝塚縄文の森ミュージアムに全員が集合して、学芸員の方の説明を受けながら見学しました。
3日間、雨天で気温も低く寒いほどでしたが、最終日に浄土ヶ浜を訪れたときには朝までの雨が嘘のように晴れ上がり、美しい海を見ることができました。

今回は31名という大人数で、他の説明会やガイダンスのためもあって毎週昼休みの準備会に全員が揃うことがなく、バザーのように事前準備が頻繁に必要だったチーム以外はメンバー間のコミュニケーションがとれていないという状況で、引率の教員はもとよりメンバー自身も、不安を抱えたまま活動をスタートしました。しかし毎日の活動で宮古市の方々やオール青山のメンバーと交流する中で、様々な気付きを得、自分たちの活動の意義を感じていった学生たちは、日に日にBlue Birdの一員としての自覚を高め、活動することができたように思います。
一方、ボランティアの本来の意味である「自ら進んで」行動できたかどうか、まだ受け身ではなかったか、最後のシェアリングでも問いかけがなされました。11月に青山祭で行う活動報告で、一人ひとりが学んだことをいかに伝えることができるか、活動の成果が問われます。

ホームステイでも大人数を受け入れていただくため、いつもより一層ご尽力いただいたコーディネーターの千葉氏をはじめ、受け入れご家族の皆様に心から感謝申し上げます。また快適な宿の提供のみでなく、活動のために施設を使用させていただき、荷物の運搬などで多大な支援をいただいたグリーンピア三陸みやこの支配人をはじめ、従業員の皆様にも厚くお礼を申し上げます。

8/3 宮古港フェリーターミナルビルにて壁画鑑賞

8/3 被災地研修「学ぶ防災」

8/5 重茂味まつりで景品交換のお手伝い

8/5 重茂味まつりで食堂のお手伝い

8/6 鍬ヶ崎公民館でカレーづくり

8/6 鍬ヶ崎公民館でのお楽しみコーナー

8/6 三王団地集会所でのお楽しみコーナー

8/6 三王団地集会所で「花は咲く」を歌う

8/7 佐原公営住宅内集会所でカレーづくり

8/7 佐原公営住宅内集会所で住民の方々と交流

8/7 大槌町「ねまれや」でスイカ割り

8/7 大槌町「ねまれや」で子どもたちと交流

8/8 グリーンピア三陸みやこでお礼のご挨拶

8/8 浄土ヶ浜にて

2018.08.13