熊本地震被災地支援ボランティア「Blue Bird」第3回の活動が行われました

9月10日(月)から9月15日(土)にかけて熊本地震被災地支援ボランティア活動を実施しました。東日本大震災の支援組織として本学にはBlue Birdが結成されましたが、2016年からは熊本地震被災地を支援するためのボランティアが組織されました。熊本支援は今夏で3回目となり、Blue Birdの構成は、短大生15名(1年生が12名、2年生が3名)と教員3名であり、さらに学校法人九州ルーテル学院の教員2名を合わせた総勢20名となりました。

10日は熊本に到着後、南阿蘇に直行し、被災地研修を行いました。東海大学農学部の被災地では〈阿蘇復興への道〉代表の井手良輔さんに熊本地震の被害や当時の状況、復興の進み具合についてお話をうかがいました。阿蘇大橋の崩落現場、断層活動によってセンターラインがずれてしまった道路、井手さんの同窓生が亡くなったアパートの跡地などを案内していただきました。

11日は南阿蘇第二駐在区営農組合さんに農業支援の受け入れをしていただきました。各農家さんの指導のもと、私たちはバラの摘芯、アスパラガスやトマト圃場の環境整備、イチゴの苗の植え付け、稲刈り等をおこないました。
トマト班では頂芽を摘み取り、その下になっている実を大きくするための摘心作業と、雑草抜き、さらに白菜の苗植え作業を行いました。どの作業も暑さ厳しいなか、体力が必要な厳しいものとなりました。農家さんには高齢者が多かったのですが、作業をする私たちにあたたかい感謝の言葉をかけていただいたことが印象に残っています。ボランティアを行う意味の一端をこの日の活動を通して感じることができました。

12日は合志市にあるハンセン病の国立療養所〈菊地恵楓園〉を訪問しました。太田明自治会副会長から恵楓園の歴史や自身の経験をお話しいただき、その後は資料館や実際に使用されていた監禁室などを案内してもらいながらハンセン病について学びました。ハンセン病については初めて知る学生も多く、その歴史を語り継いでゆくことの重要さを感じました。
その後、天草市の社会福祉法人 慈永会の〈はまゆう療育園〉に移動しました。阿蘇の山々とはうってかわって、天草では海の世界が広がっていました。特に鬼海が浦の展望台では美しい夕陽を見ることができ、皆思わず息をのみました。

13日の午前中は療育園でお楽しみ会を催しました。グループに分かれ、わたあめ、ボウリングゲーム、ビンゴゲームのコーナーを設け、園生さんと交流しました。園生さんたちの屈託のない笑顔にとても癒され、たとえ言葉がうまく話せなくともその表情だけで意思疎通は十分できるのだと知りました。午後もグループに分かれて施設内の掃除や窓ふき、さらに園生さんたちの前で歌と踊りを披露するなどしました。

14日は世界文化遺産となった潜伏キリシタン関連遺産のひとつ、﨑津教会を訪れた後、〈天草キリシタン館〉を参観しました。そして熊本市に戻り、九州ルーテル学院の礼拝堂で私たちBlue Birdが行ってきたボランティア活動の報告や学院中高生らと交流会を行いました。

最終日の15日は九州ルーテル学院の大学生と交流会を行いました。交流会の内容は「もし私たち青山学院女子短期大学と九州ルーテル学院大学が一緒にボランティア活動するなら?」というテーマのもと、グループごとにアイデアを出し合って発表するというものでした。最後にルーテル学院高等学校生のボランティアガイドさんに案内してもらいながら修復中の熊本城周辺を散策しました。

今回のボランティア活動は、支援活動だけでなく歴史的建造物や資料館を視察するという研修も加わったことでボランティア活動の新たな側面を発見できたと思います。たくさんの現地の方々からお話を頂いたり、交流をしたことにより人々の温かさを改めて感じることができました。
そして、一人では決して行動できないことでも有志が集まれば行動が起こせるんだということを再確認することができました。最初は狭い範囲かもしれませんが、コミュニケーションを取り続けることで人々とのつながりが広がっていくのです。私たちにとって今回のBlue Birdの経験は一生の宝物になったと思います。(学生代表 記)

9/10 南阿蘇の地震被災地で研修

9/11 南阿蘇でイチゴの苗の植え付け

9/12 菊池恵楓園にて太田明自治会副会長と

9/13 天草はまゆう療育園の園生さんを訪問

9/14 天草の﨑津教会を見学

9/14 ルーテル学院中学・高等学校生と交流会

9/15 九州ルーテル学院大学生とブレインストーミング

9/15 熊本城ガイドの高校生と記念写真

2018.09.20