実習準備室講座「パントマイムー身体で話そう−」を開催しました

2018年12月15日(土)の3・4限、L402教室にて子ども学科主催で松田文博さんによる「パントマイムー身体で話そうー」の公演とワークショップが行われました。「幼稚園実習Ⅰ」の授業の一環で「実習準備室講座」として、「本物にふれる」という学科の理念の下、毎年観賞してきたプログラムです。1998年から欠かすことなく回を重ねてきましたが、1年生対象ですので今回がファイナルステージとなりました。
松田文博さんは、「パントマイムの祖」と言われるマルセル・マルソーにマイムを学び、各地で公演やワークショップを重ねています。前半はパントマイムでおなじみの「壁」や「綱引き」といった動きを取り入れた短めエスプリの効いた演目が5つ披露されました。ピエロの化粧のその指先から華麗に舞う蝶や、マリオネットの動きに目を奪われ、パリの街角のカフェを感じ、マルソーの作品から人間の本質や人生の機微を垣間見ることができました。
休憩をはさみ、白塗りを落として再登場した松田さんは、素顔でオリジナル作品を3本演じました。1つは新作でした。「イマージュ・永訣の朝」は宮沢賢治の詩の世界が身体を通して空間いっぱいに広がっていきました。その後、優しい相手への想いを込めた「手紙」、ここでの公演のための新作「盲人と星」では、希望を持ち続けることの大切さを感じさせてくれました。大きな拍手のなかで公演が終了後、引き続き学生からの質疑応答でした。
後半はワークショップ。想像力を鍛える遊びの体験として、数人の学生が交代で舞台に上がり、マイムのワークショップは進みました。マリオネットの基本動作や「壁」「綱引き」を体験し、会場は感嘆の声や明るい笑い声でいっぱいになりました。「言葉がないが故の緊張感を感じることができた。」「一瞬で世界観をつくってしまうミステリアスなパントマイムの魅力をたくさん知ることができました。」「最初は声を使わないと分かりにくいんじゃないかな?と思っていたがパントマイムを見て声を使わないからこその面白さがあることを学んだ。」「声のない演技、素敵だと思った。」「静、動がすごいと思った。」「言葉はないのにとても楽しめた。」等々、学生は思い思いの感想をいだき、大きな拍手のうちに実習準備室講座は終了しました。

2019.01.16