東日本大震災被災地支援ボランティア「Blue Bird」第16回の活動が行われました

3月9日(土)〜13日(水)、16回目となる東日本大震災被災地ボランティア活動が岩手県宮古市において行われました。今回はハンドベルの演奏奉仕を中心とする活動でグロリアス・クワイアの1・2年生 14名、引率教員2名に加え、職員1名(全日程)、教員1名(前半)が参加しました。

9日は盛岡からの移動の途中、宮古市茂市にある、市の宿泊交流施設「湯ったり館」で昼食をとりました。部屋に入ると「歓迎 青山学院女子短期大学様」の文字、見事な満開の桜が目に入りびっくりしました。同施設を経営する新里産業開発公社の山口社長は前宮古市副市長で、Blue Birdがずっとお世話になってきた方です。私たちの到着に合わせて、同社長が山桜を伐って暖かいボイラー室で開花させてくださったと聞き、感激しました。食後には山葡萄のソフトクリームもごちそうしてくださり、長い移動の疲れも吹き飛びました。学生たちはスタート前に早速、宮古市と本学、Blue Birdの強いつながりを感じ、5日間の活動に期待が高まりました。

プログラムの初めは宮古港フェリーターミナルでの「アートでつながる壁画プロジェクト」の壁画鑑賞でした。同プロジェクトを担当した趙慶姫教授から説明を受け、今回のメンバーの内、壁画制作に参加して完成した作品を初めて見た学生、教職員5名が、それぞれ自分の作品を探して記念撮影をし、その後、宮古市産業振興部港湾振興課のご案内でターミナルビル内を見学させていただきました。印象的だったのは、2018年9月に発生した北海道胆振東部地震で、この宮古・室蘭フェリーが災害派遣部隊や支援物資の輸送に活用されたというお話です。鉄道や飛行機が使えない中、旅行客らもこのフェリーを利用して北海道から本州に帰ることができたそうです。海の存在は宮古市に大きな津波被害をもたらしましたが、海の活用は漁業だけではないこと、海路の重要性をあらためて学びました。
その後、津波被害の大きかった田老地区で被災地研修「学ぶ防災」を受けました。津波遺構「たろう観光ホテル」で震災当日撮影されたビデオを見せていただき、案内の方の体験をお聞きする内容で、直に体験された方のお話を伺う貴重な体験によって、毎回、学生たちの心に残るプログラムです。

10日は午前中に日本基督教団宮古教会の聖日礼拝に出席し、ベルによる賛美を行い、午後は鍬ヶ崎公民館でハンドベルコンサートを行いました。このコンサートは、企業から宮古市に寄贈されたハンドベルのお披露目になり、前日の晩に学生たちがビニール袋から取り出して調整したばかりのベルが、本学から運ばれたベルと合わせて使われました。
コンサートには会場いっぱいのお客様にお越しいただき、演奏後は鍬ヶ崎小学校の児童らと宮古市の高齢者ハンドベルサークルのメンバーにベル体験をしてもらいました。またロビーでは小バザーも行い、売上を公民館に寄付しました。品物を集めるのに協力してくださった青山学院幼稚園とシオン寮に感謝いたします。
夜は恒例の交流会「感謝の集い」が行われ、ハンドベルの演奏を行いました。この日の午前に行われた「宮古市と青山学院・青山学院女子短期大学の包括連携に関する協定書」調印式に出席された三木義一大学学長、八耳俊文女子短期大学学長も参加され、山本市長をはじめ市の役職に就いていらっしゃる方々、訪問させていただく警察や海上保安署、高齢者施設、学生が10・11日にホームステイさせていただくホストファミリーの方々とともに、楽しい時間を過ごしました。

11日は午前中に高齢者施設でコンサート、午後は宮古市東日本大震災追悼式で、献花の間の演奏奉仕を行いました。あいにくの荒天で、会場にハンドベルを搬入するのに大変な思いをしましたが、心を込めた演奏を行い、式の終了後には市長、副市長らからお礼の言葉をいただきました。Blue Birdの活動がもとになって宮古市がハンドベルの寄贈を受け、そのベルの音色が追悼式で遺族や市民の方々に届けられ、本学が継続してきた活動が実を結んだことに胸が熱くなりました。このハンドベルが宮古市で活用されることを願っています。

12日は高齢者施設、警察署、障がい者自立支援施設、病院で演奏奉仕を行いました。13日には海上保安署のご好意で巡視船の乗船体験をさせていただき、午後に宮古市を出発、帰京の途につきました。

3/9「湯ったり館」で

3/9 フェリーターミナルビル見学

3/9 壁画の前で記念撮影

3/10 鍬ヶ崎公民館でコンサート

3/10 鍬ヶ崎公民館でハンドベル体験

3/10 鍬ヶ崎公民館でハンドベル体験

3/10「感謝の集い」で宮古市の方々と

3/11 高齢者施設でハンドベル演奏

3/11 宮古市東日本大震災追悼式での演奏奉仕

3/12 高齢者施設でハンドベル演奏

2019.03.18