琉球古典芸能の公開講座が開催されました

現代教養学科日本専攻主催の公開講座「琉球古典芸能入門 宮廷芸能の典雅」が6月22日(土)午後2時よりL402教室で開催されました。沖縄県立芸術大学准教授の山内昌也先生と同大舞台芸術専攻の大学院生高里風花さん、伊波留依さん、上原崇弘さん、佐久本純さんの発案によるもので、輪島達郎先生(日本専攻准教授)との共同企画によって実現したものです。本学同窓会国文学科会・教養学科会の後援をいただき、123名の参加者をもって盛会のうちに開催されました。

第一部では、琉球古典舞踊「若衆こてい(クティ)節」と「かせかけ(カシカキ)」、独唱「赤田風節(アカタフー)」を鑑賞し、宮廷舞踊の優雅でたおやかな芸能の世界に浸りました。第二部では、輪島先生を聞き手に山内昌也先生が「琉球古典芸能の美」、上原崇弘さんが「『万歳敵討』と組踊の世界」について語られ、琉球芸能の奥深さを知り、続いて組踊「万歳敵討(マンザイティチウチ)」(抜粋)を鑑賞しました。

美しい衣装と所作によるあでやかな舞台空間の中で観る者の心に迫る素晴らしい芸術世界を堪能させていただきました。抑制の美を体現した所作も幼少からの長い芸歴と大学での研鑽の賜物と拝見し、三線の多彩な表現も味わい、全てがとても素晴らしく、民衆芸能とはまた異なる新たな沖縄を感じるひとときでした。

参加者からは「最高に楽しい公演でした。非常にレベルの高い舞台、実験的な試みで、ここまでとは予想しておりませんでした」という感想をはじめ、「本講座を通じて初めて沖縄の伝統芸能に触れることができました」、「大変素晴らしく感動しました」といった声が多数寄せられました。

輪島先生が演者にインタビューをして演目や所作、装身具の意味など様々に解説されて理解が深まり、そのおかげで舞台に引き込まれ楽しめたと大変好評でした。こうした企画はあまりないため、宮廷舞踊や組踊を初めて鑑賞したという新鮮な驚きとともに琉球古典芸能への興味をさらに深める機会にもなったと思います。

今回をもって日本専攻最後の公開講座ということになりますが、「ぜひ次回の開催を検討願います」とそれを惜しむ声が多く、短大のこうした経験や資産を生かした企画を考え続け実現したいと私たちも願っています。

若い演者の皆さんの伝統芸能にかける思いとともに、この舞台が沖縄慰霊の日にむけて企画されたことにも心打たれました(慰霊の日が今年は日曜日だったので、その前日の開催となりました)。今後のより一層のご活躍を期待しております。

2019.09.20