女子短期大学開学60周年記念礼拝・祝賀会が行われました(11/27)

青山学院女子短期大学は、今年、開学60周年を迎えました。本学は136年前に創設された青山学院の源流の一つである女子小学校が始まりです。その後、名称変更、移転など様々な変遷を経て、1950(昭和25)年に女子短期大学が開学いたしました。
開学60周年を記念して、11月27日(土)13時30分より短大礼拝堂において記念礼拝が行われました。また、15時より、アイビーホール「ナルド」において、祝賀会が行われました。
■記念礼拝
シェロ マイク学院宣教師の司式のもとで記念礼拝が執り行われました。短大ハンドベル・クワイアによる「Love Divine, All Loves Excelling」の前奏に始まり、讃美歌、聖書「ローマの信徒への手紙第5章1~11節」朗読、短大聖歌隊によりラテンアメリカを代表する讃美歌「だから今日希望がある」の奉唱があり、続いて吉岡康子宗教主任により、「希望は失望に終わらず」と題した説教がありました。讃美歌「だから今日希望がある」が作られた当時は、ラテンアメリカ諸国が軍事政権下の中にあり、人々は教会に集まって祈りをささげる中でこの讃美歌を歌っていたということ、そして、創設者のドーラ・E・スクーンメーカーが帰国先で知った海岸女学校の焼失という失意の中から立ち上がり、寄付を呼びかける講演旅行をして再建にこぎつけ、そこから飛躍的に学校が発展したことなどを紹介し、「困難な中にあるからこそ希望があり、今を生き抜く人こそ幸いである」というお話がありました。讃美歌、祝祷ののち、短大ハンドベル・クワイアによる「青山学院校歌」の後奏をもって終了しました。

引き続いて、山北宣久院長より「開学60周年を迎えて、神への感謝と女子短期大学を支え続けてこられた関係者の皆様に敬意を表します。ドーラー・E・スクーンメーカー宣教師を通してまかれた一粒の種は、見事に女子短期大学の歩みの中に結晶しています。女子教育はこの女子短期大学でのみ貫かれています。私自身、9年間週2コマ「キリスト教学」の授業を持っていましたが、楽しい日々でありました。女子短期大学ならではの女子教育を私なりに実感しております。これからも神様が女子短期大学の将来の歩みを豊かに実らせていただくことを信じつつ、ともに祈りをささげたいと思います。」の挨拶があったのち、谷本信也学長より「本学は5年ごとの節目に追悼礼拝をもってきました。この間天に召された皆様を憶えるとともに先人の皆様に感謝申し上げ、本学の存在理由を高めてくれている卒業生と在校生にもお礼申し上げます。この60年間を振り返ると、本学はキリスト教教育に基づく全人教育と教養教育を教育の根本として、女子短期高等教育を行ってきました。この教育方針は1874年の創設者のドーラ・E・スクーンメーカーの時代に辿ります。近年、短期大学での教育が変わる中で、本学は136年前の教育の根本を受け継ぎ、今の時代に即した実践力や人間力を学び取り、卒業後の第二ステージ、第三ステージまで見据えることのできる教育を行う女子短期大学に生まれ変わろうとしています。皆さまには温かくお見守りいただき、ご支援をお願いいたします。」と挨拶がありました。

当日は、逝去された高橋俊行先生、酒向登志郎先生のご遺族をはじめとして、後援会役員、校友会・同窓会役員、学院・各学校役員、退職・現職教職員、学友会の学生など、170名におよぶ出席がありました。
司式:シェロ マイク学院宣教師 説教:吉岡康子宗教主任
挨拶:山北宣久院長 挨拶:谷本信也学長
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■祝賀会
15時より、アイビーホール「ナルド」において、樋口孝夫事務部長の司会のもとで祝賀会が開催されました。初めに嶋田順好学院宗教部長より祈りが捧げられたのち、半田正夫学院理事長より「女子短期大学には長い歴史と伝統の深み、そして誇りがあります。優秀な先生方がいるので、この誇りを絶やすことなく時代の要請にこたえるために努力をしてくださるようお願いいたします。近年、短大を取り巻く環境は難しくなっておりますが、学院全体で女子短期大学と共に、より一層盛り上げていきたいと思います。」、続いて、伊藤定良大学学長より「女子短期大学は、戦前からの女子教育の伝統を引き継いで、輝かしい歴史を刻んでいることに敬意を表します。そして、これまで収集な人材を輩出していることは周知のことです。これからも、歴史と伝統を十分に生かして女子教育の発展に貢献いただき、社会的責任を自覚した素晴らしい人材を送り出すことを期待しております。」と挨拶があり、歓談の時を持ちました。

その後、高昌弘後援会会長、野田壽子同窓会会長より、お祝いと熱いご支援が込められた挨拶が述べられ、短大ハンドベル・クワイアによる演奏「もろびとこぞりて」「エーデルワイス」「カントリーロード」が奏でられ、会場に集う方々は、その美しい音色に聞き入りました。最後に清水康幸副学長より、女子短期大学を支えてこられた多くの皆様への感謝の意が込められた閉会の挨拶をもって、祝賀会は終了いたしました。祝賀会には歴代の学長である幸田三郎先生、阿部幸子先生、前之園幸一郎先生をはじめとして、約140名の方々にご出席いただき、60周年を共に祝うことができました。

本学は、明治初期に日本ではまだ女子への教育が重視されていなかった時代にスタートし、その後の女子教育の伝統を受け継ぎ、全6学科の教育をとおして社会で活躍する多くの卒業生を輩出し、日本における女子短期大学の中で常にシンボル的存在として、その使命を果たしてきました。

今後も、本学は「キリスト教信仰に基づく教育」「短期女子高等教育」「教養教育」「都市型カレッジ」という4つの特色を誇る教育機関として、理想的な教育の在り方を追求してまいります。
挨拶:半田正夫理事長 挨拶:伊藤定良大学長
祝賀会列席者 歴代の学長出席
挨拶:野田壽子同窓会会長 挨拶:高昌弘後援会会長
短大ハンドベル・クワイアによる演奏 閉会の挨拶:清水康幸副学長
2010.12.07