学長メッセージ

女子短期大学 学長 河見 誠
女子短期大学 学長
河見 誠
Makoto Kawami

「覚醒した自立的な心」を養成し「愛と奉仕に生きる人物を育てる」

 青山学院は、1874年、23歳でアメリカメソジスト監督派婦人海外伝道局から派遣されたドーラ・E・スクーンメーカー宣教師が開いた女子小学校を、その三つの源流のはじめとしています。熱い思いと祈りをもって取り組まれてきたキリスト教に基づく女子教育は、1950年以降、青山学院女子短期大学が担い展開してきました。
 その教育の目的は「愛と奉仕に生きる人物を育てる」ことにあります。そして基盤に据えられているのは「覚醒した自立的な心」の養成です(学則第1条)。この文言は「目を覚ましていなさい」という聖書の言葉に基づきます(マタイによる福音書24章42節)。社会の常識に埋没せず、時代の趨勢に流されることなく、人間の営みを人間を超えた視点から常に見つめ直す「覚醒した」心を持つことによって、真に「愛と奉仕」に生きることができると私たちは考えています。
 そのようにして「地の塩、世の光」として隣人に寄り添っていく「覚醒した」人間養成を、本学は女子高等教育機関として70年にわたり積み重ねてきています。その成果は、日本中、世界中で活躍している6万人を超える卒業生が証してくれています。
 本学は学生募集停止を決めましたが、この教育の姿勢は変わるものではありません。今後も、学生に対して、また青山学院において、さらには社会に向けて、「覚醒した」人間養成、女性及び性的マイノリティのエンパワーメントの働きを継続し発展させて参ります。